人生の方向と生き方 · 志と選択
志と選択 · 人生の方向と生き方
短章 9 件
《人生の四つのこと》 家庭、事業、自分、仲間は、私の生活でそれぞれどんな位置にあるか?
家庭を愛し、事業を行い、自分を立て、連盟を築く
● 家庭を愛する
○ 家庭には黙って全力を尽くし、家庭は逆に自分の重荷を分かち合う。家庭では愛を語ればよく、理屈を語る必要はない。
● 事業を行う
○ 事業が順調でもそうでなくても、変わっても変わらなくても、最も満ちた自信をもって粘り強く取り組めばよい。成否はどちらも結果だ。失敗を恐れず、諦めなければよい。
● 自分を立てる
○ 自らの精進を持続する。家庭でも事業でも、清らかな心を保ち、向上心と楽観的な態度を守り、自分を高め続ければよい。
● 連盟を築く
○ 利害関係を超えながら、利益を使って関係を築く。求めるのは価値への共感と連合だ。利益を超えるのは、連盟が利益に左右されず、より長く発展し続けるためである。一方、利益で関係を築くことは結果への要求であり、連盟の価値の表れでもある。
《追求》 命が十分長ければ、私はなお物質だけを求めるだろうか?
1万年生きられると知っていたら
あなたの追求は物質的欲求から離れるだろう
なぜなら知っているからだ
物質ではもはや内なる精神世界の空虚を満たせないことを
《生き方》 金を稼ぐことのほかに、自分がどう暮らしたいかを考え抜いているか?
人にとって最大の苦しみは、人生の根本を見つけていないことだ。人生の根本とは何か。「生き方」である。生き方とは何か?
目標、目的、帰着点を見つけることだ。つまり、追い求めるものがあり、していることに意味があり、その過程で情義のある仲間と出会い、晩年をともに暮らすことだ。金は「生き方」を実現する道具にすぎない! 情は「生き方」を実現する記憶にすぎない! 愛憎や情念は「生き方」を実現する思い出にすぎない! 気性や名利は「生き方」を実現する調味料にすぎない!
人生は芝居のようで、生き方が人生を定める。
人生は碁のようで、視野と器が人生を描く。
人生は茶のようで、感じ取ることで人生を味わう。
生き方を見つけ、視野と器を磨き、俗世を感じ取り、よいことも悪いことも、すべての存在を味わおう!
《信じること》 語った目標が人の心を動かさないとき、自分の信念も見直す必要があるのではないか?
なぜ経営者の目標を従業員は信じないのか?
目標が不合理だから、役に立たないから、従業員には通じないから……と言う人もいるが、それは表面にすぎない。
奥にある核心は、自分の内なる力が自分の言葉を支えきれないことだ。
つまり大風呂敷の広げ方を知らない!どれほど大きく語れるかが、どれほど大きなことをできるかにつながる。政治や宗教の指導者は皆、人類に「希望」を与えられる!
そして大風呂敷が破れる理由は一つだけ。「自分が信じていない」からだ。
《幸福をもたらす三つの一致》 興味、親密な関係、内なる願いを、日々の暮らしとどう一致させるか?
普通の人は幸福を追い求める
大成する人は幸福に追い求める!
何を求めるのか?
「三つの一致」
一つは興味と仕事の一致
一つは愛と結婚の一致
一つは心身と魂の一致
興味と仕事が一致すれば、
自分の可能性を最大限に発揮できる
愛のない結婚は不道徳な結婚であり、堅固さのない偽りの結婚でもある
心身と魂が一つになれなければ、過去へのとらわれと未来への不安に陥る
今この瞬間に溶け込めなくなる
幸福をことさらに求める必要はない。心身と魂を一つにすればよい
苦しみを離れ、安らぎを得る!
《自分の仕事に興味を残す》 仕事が繰り返しに入った後、取り組む力をどう保つか?
私にとって幸福なのは、自分のしていることにまだ興味があることだ。研究し、問い、問題を理解したいという投入が、仕事に持続する力を与える。言われたことを終え収入を得るだけのときは、疲れやすい。
興味も変わる。初めは新鮮でも、慣れると繰り返しになり、その先に難所が現れる。興味を保つには、具体的な仕事の中に深める価値を見つける必要がある。未解決の問題、改善できる方法、長く積みたい能力などだ。
現実の条件も考える。実際の価値があり、暮らしを支え、投入に耐えられるか。興味と条件がつながってこそ、続ける余地がある。まだつながらなくても、小さな実践で少しずつ確かめられる。
興味のあることも苦しく退屈になる。しかし続けたい理由がわかれば、苦労に方向ができる。新鮮さを探し続けるより、一方向で深まり続ける味わいを私は重んじる。
《追求の途中でも、幸福はすでにありうる》 事業に波乱があれば、生活も不幸でしかありえないのか?
私は自分の状況を分けて見たことがある。生存と暮らしの面では幸福だが、価値の追求では多くの波乱を経験した。この二つは同時に成り立つ。人生の各部分は、同じ進度で進むとは限らない。
未達の目標だけで生活全体を測れば、すでによいものがすべて隠れる。逆に暮らしが安定したからといって、追求を止めるべきでもない。今の幸福を認めながら、さらに価値ある仕事を望んでよい。
層を分けると、精力をより正確に配分できる。事業の問題には事業として対処し、成長が必要なら力を補う。身近な人と日常にも、真剣に世話すべき部分がある。一方面の失意でほかを消耗させ続けてはいけない。
追求は方向を、幸福は感覚を与える。前者は遠くへ伸び続け、後者は今日も見いだせる。願いをすべて実現していなくても、すでに生活にあるよさを認める資格はある。
《私は誰か、なぜ出発するのか》 毎日の行動を組む前に、なぜ出発するかをわかっているか?
まず「私は誰か、どこへ行くか、なぜ出発するか」に答え、その後で毎日の行動を組む。
《生き方を毎日に結びつける》 私が語る生き方は、毎日の選択に表れているか?
生き方は標語ではなく、目標、目的、帰着点、日々の選択の一致である。