格言と読書 · 認識と学び
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短章 3 件
《身を修め、知を求め、事を成す七十則》 修養、学び、達成についてのこれらの格言は、今日の暮らしに何を教えてくれるか?
1、若いうちに努力しなければ、年老いてただ悲しむことになる。――漢代楽府の古辞『長歌行』
格言の意味:若いときに勉学に励まなければ、成長してからむなしく悲しむしかない。光陰は矢のように速く、歳月は流れることを思い出させ、青春を大切にして奮起するよう促す言葉だ。
2、学業は勤勉によって熟達し、遊びによって荒廃する。――韓愈『進学解』
格言の意味:学問は勤勉さによって進み、遊びによって廃れる。何をするにせよ、成果を望むなら勤勉に努力し、時間を無駄にしてはいけないと戒めている。
3、一寸の時間は一寸の金、一寸の金でも一寸の時間は買い戻せない。――『増広賢文』
格言の意味:わずかな時間も金と同じほど貴重だが、金ではその時間を買い戻せない。時間は流れ去りやすく、暮らしの中で金のように大切にすべきだと強調するときによく使われる。
4、天の運行は力強く、君子はそれに倣い自らを強めてやまない。――『周易・乾・象』
格言の意味:天体は力強く絶えず運行する。才徳のある人も同じように自らを強め続けるべきだ。奮起して前進することを励ます警句であり、事業を成すには困難を恐れず、常に自らを励まし、永遠に向上し続ける必要がある。
5、志が強くなければ、知恵は十分に働かない。――『墨子・修身』
格言の意味:志が定まらない人は知恵を十分発揮できない。志を立てる重要性を強調し、確かな志が無限の力を与えることを説く。
6、青は藍から採るが藍より青く、氷は水からできるが水より冷たい。――『荀子・勧学』
格言の意味:青い染料は藍草から抽出されるが、藍草より色が濃い。氷は水が固まったものだが、水より冷たい。後輩の可能性は侮れず、努力して学び積極的に進めば、後から先人を追い越せるということだ。
7、志は高く遠くに置くべきだ。――諸葛亮『誡外生書』
格言の意味:志は崇高で遠大であるべきだ。若者に視野と度量を広げ、大きな志を立てるよう励ましている。
8、男子の志は四海にあり、万里離れても隣人のようだ。――曹植『贈白馬王彪』
格言の意味:抱負を持つ人は天下に志を置くため、万里離れていても心が通い、近い隣人のようでいられる。曹植が弟の曹彪と別れる際の詩で、後世では互いを励まし、高揚した思いを表すためによく用いられる。
9、志ある者は、ついに事を成す。――『後漢書・耿弇列伝』
格言の意味:志を持つ人は、最後には自分の事業を成し遂げられる。決意と持続する心があれば、できないことはないという意味でよく使われる。
10、千里のかなたまで見渡したければ、さらに一階上へ登れ。――王之渙『登鸛雀楼』
格言の意味:より遠くを見たいなら、もっと高い階へ登らなければならない。高みに登って遠望する情景を通じ、絶えず登り、積極的に進む精神を勧める詩だ。
11、いつか必ず頂に立ち、山々が小さく見えるのを一望しよう。――杜甫『望岳』
格言の意味:いつか泰山の頂に登れば、周囲の山は低く小さく見えるだろう。詩人の豪快な志を表し、高遠な志を抱く広い胸のうちを描いている。
12、人は礼を知って初めて敬い、敬って初めて尊び譲る。――『管子・五輔』
格言の意味:「礼」を知って初めて敬う心が生まれ、その後に尊敬と譲り合いが生まれる。「礼を知る」重要性と、敬意や謙譲との関係を示す。礼を知ることが前提、敬意は内なる反応、尊び譲ることは行動への転化だ。
13、規と矩を使わなければ、四角も丸も作れない。――『孟子・離婁上』
格言の意味:コンパスと曲尺がなければ、正方形や円は描けない。職人に一定の道具が必要な事実をたとえに、暮らしでも一定の規範を守るべきだと説いている。
14、自分の年長者を敬い、それを他人の年長者にも及ぼす。
自分の幼い者を慈しみ、それを他人の幼い者にも及ぼす。――『孟子・梁恵王上』
格言の意味:自分の家の長輩を敬うことを他家の長輩に広げ、自分の子どもを慈しむことを他家の子どもに広げる。親しいかどうかで分けず、すべての老人と子どもを身内のように扱うという美しい願いを表している。
15、人が鳥獣より尊いのは、礼を持つからだ。――『晏子春秋』
格言の意味:人が鳥獣より尊いのは「礼」を知るためだ。暮らしでの礼の重要性を説明するのによく使われる。礼を大切にすることは、修養と道徳を備える表れである。
16、わずかな草の心で、春いっぱいの陽光に報いられると誰が言えよう。――孟郊『遊子吟』
格言の意味:小さな草の思いで、春の太陽の恵みに報いられるだろうか。母の愛の温かさと偉大さを示し、子の母への限りない感謝を表す詩だ。
17、慈しみあるカラスは親に餌を返し、子羊さえ膝をつく。
親に孝行しない人は、鳥獣にも及ばない。――『勧孝歌』
格言の意味:幼いカラスは親に餌を吐き出して与え、子羊は乳を飲むとき膝をついて母に感謝する。両親に孝行しない人は、鳥獣にも劣るという、孝行を勧める歌だ。生まれてから大人になるまでには、養育者の計り知れない心血と苦労が注がれている。育ててくれた家族を敬うのは、誰もがすべきことだ。
18、私は日に幾度も身を省みる。人のために考えて誠を尽くさなかったか。友と交わって信を欠かなかったか。伝えられたことを復習しなかったか。――『論語・学而』
格言の意味:毎日何度も、人のために尽力したか、友に誠実だったか、師から学んだ知識を復習したかを省みる。孔子の弟子、曾参の名言だ。学びでも修養でも、常に自省してこそ長所を保ち、短所を正し、自分を磨き続けられる。
19、貧しくてもへつらわず、富んでも驕らない。――『論語・学而』
格言の意味:貧しくてもおもねらず、富んでも横柄にならない。孔子の弟子、子貢がよしとした生き方だ。孔子は、それだけでもよいが、「貧しくても楽しみ、富んでも礼を好む」ならさらによいと考えた。
20、友と交わるには、言葉に信があるようにする。――『論語・学而』
格言の意味:友人との付き合いでは、誠実に話し約束を守る。信用を大切にしてこそ人に頼られ、真の友を得られることを強調している。
21、誠は天の道、誠を実践するのは人の道だ。――『礼記・中庸』
格言の意味:誠は天道であり、人に誠実であるのは人としての道だ。誠とは真実であり実際にあること。天地自然が真実であるように、人も偽らず、自分も他人も欺かず生きるべきだと説く。
22、富貴にも惑わず、貧賤にも節を変えず、武威にも屈しない。――『孟子・滕文公下』
格言の意味:富や地位に心を乱されず、貧しさや低い身分によって節操を変えず、武力にも人格を屈しない。孟子が思う気節ある人の姿だ。順境でも逆境でも、公正で迎合しない精神と独立した人格を持ち、さまざまな試練に耐えなければならない。
23、人は自らを愛して初めて人に愛され、自らを敬って初めて人に敬われる。――揚雄『法言・君子』
格言の意味:自愛してこそ他人に愛され、自尊してこそ他人に敬われる。自尊と自愛を強調する言葉だ。それは人格や行動に厳しくあることであり、そうして初めて人の尊敬を得られる。
24、源が清ければ流れも清く、姿が正しければ影もまっすぐだ。――王勃『上劉右相書』
格言の意味:水源がきれいなら流れも澄み、体が正しければ影もまっすぐになる。人格が高く清らかであれば、常に自分を律し、堂々と正しく生きられると教える。
25、泥から生まれても染まらず、清い波に洗われても艶めかしくない。――周敦頤『愛蓮説』
格言の意味:蓮は泥の中に育っても汚れず、清水で洗われても自然な姿で、なまめかしくない。蓮の清高な姿を詠む名句だ。人も蓮のように、どんな環境でも美しい情操を守り、流されない人格を持つべきである。
26、一度言葉を発すれば、四頭立ての馬車でも追いつけない。――『増広賢文』
格言の意味:口にした言葉は、四頭の馬で追っても取り戻せない。約束を守ることを描いた表現だ。一度人に約束したら、どんな困難があっても果たす責任がある。
27、自分が望まないことを、人にしてはならない。――『論語・顔淵』
格言の意味:自分が嫌なことを他人に押しつけない。人に善くある姿勢、すなわち相手の心を思い、相手の立場で考えることを説く。
28、自分には厚く求め、人には薄く責める。――『論語・衛霊公』
格言の意味:自分には多くを求め、人への要求は少なくする。孔子の自他への接し方の原則であり、これができれば人同士の恨みを減らし、和を増やせると考えた。
29、君子は心が広く平らかで、小人はいつも憂えている。――『論語・述而』
格言の意味:君子の胸は開かれ、小人はいつも不安である。徳の高い人は私心がなく自然に堂々と暮らせるが、品格の低い人は私欲に縛られ、気楽に楽しくは生きられない。
30、人から受けた恩は忘れてはならず、人に与えた恩は忘れなければならない。――『戦国策・魏策』
格言の意味:人が自分に与えた恩は忘れず、自分が人に与えた恩は忘れる。中国の古人が尊んだ交際の原則で、恩を受ける側は必ず報い、与える側は見返りを求めないということだ。
31、人を愛する者は常に人に愛され、人を敬う者は常に人に敬われる。――『孟子・離婁下』
格言の意味:人を愛せば人も愛し、敬えば人も敬う。感情は相互に働き、人を思いやり敬うことで、自分も同じものを得られると説いている。
32、海は水を拒まないから大きくなり、山は土石を拒まないから高くなる。――『管子・形勢解』
格言の意味:海はどんな流れも嫌わず受け入れるから大きく、山はどんな土や石も拒まないから高くなる。大事業を成すには、些細なことにこだわらず、海のような胸と山のような度量を持つ必要がある。
33、一本の枝では木にならず、一本の木では林にならない。――北朝楽府の民歌『紫騮馬歌』
格言の意味:枝一本では木に、木一本では林にならない。後世では、個人の力には限りがあり、偉業を成すには人を結びつけ、集団の知恵と力を生かさなければならないことを示すために引用される。
34、水が清すぎれば魚はおらず、人が細かすぎれば仲間はいない。――『大戴礼記・子張問入官』
格言の意味:水が澄みすぎれば魚は住まず、人が厳しく求めすぎれば友はできない。人付き合いには寛容さが必要だ。過度に厳しければ人の長所が見えず、協力できず、最後には孤立する。
35、人の楽しみを楽しめば、人もその楽しみを楽しみ、人の憂いを憂えれば、人もその憂いを憂える。――白居易『策林』
格言の意味:他人の喜びを喜べば相手もあなたの喜びを喜び、他人の心配を気にかければ相手もあなたの心配を気にかける。他人への関心は自他の双方に大切だ。皆が人の喜びと憂いを自分のものとすれば、関係はいっそう和やかになる。
36、満ち足りた慢心は損を招き、謙虚さは益を受ける。――『尚書・大禹謨』
格言の意味:自惚れは損害を招き、謙虚さは利益を得る。慢心と謙虚さの害と利を明示する。自惚れは自己満足して足を止めさせるが、謙虚さは絶えず進み、得続けることを可能にする。
37、自らを見せないから明らかになり、自分を正しいとしないから顕れ、功を誇らないから功があり、自惚れないから長く続く。――『老子』第二十二章
格言の意味:自己顕示しないから優れ、独善的でないから顕著になり、誇らないから功績を立て、慢心しないから長続きする。独りよがりや尊大さを避けてこそ、本当に事を成せると戒めている。
38、他の山の石でも、玉を磨くのに使える。――『詩経・小雅・鶴鳴』
格言の意味:別の山の石も玉を磨く道具になる。胸を広く持ち、人の長所を取り入れるのが、自分を高め発展させるよい方法だという意味でよく用いられる。
39、尺にも短いところがあり、寸にも長いところがある。――屈原『卜居』
格言の意味:尺は寸より長いが短所もあり、寸は尺より短いが長所もある。誰にも長所と短所があるため、人の長所を取り、自分の短所を補うべきだということだ。
40、知ることは知るとし、知らないことは知らないとする。それが知ることだ。――『論語・為政』
格言の意味:知っていれば知っている、知らなければ知らないと言うのが賢明な態度だ。知識や学問を求めるときに偽らず、知らないのに知ったふりをしないよう強調している。
41、三人で歩けば必ず私の師がいる。よいところを選んで従い、よくないところを見て改める。――『論語・述而』
格言の意味:三人で歩けば必ず学ぶべき人がいる。長所を選んで学び、短所は自分に照らして直す。極めて謙虚な学びの態度だ。どんな人でも一つの技や見解があれば学び、他人の欠点や過ちも戒めとして繰り返さない。
42、敏く学びを好み、下の者に問うことを恥じない。――『論語・公冶長』
格言の意味:聡明で学ぶことを好み、自分より地位や知識の低い人にも恥じずに教えを請う。真の知識を得るには学ぶ意欲とよく問うことがともに必要であり、両方に謙虚さが必要だ。
43、誰に過ちがないだろう。過ちを改められるなら、それ以上の善はない。――『左伝・宣公二年』
格言の意味:誰でも間違える。間違いを直せるなら、それよりよいことはない。過ち自体は恐ろしくなく、認めて改めれば成長できるということだ。
44、善を見ればそれに移り、過ちがあれば改める。――『周易・益・象』
格言の意味:よい人や行いを見れば懸命に学び、過ちがあればすぐ直す。善を学び、知った誤りを改める美徳を勧めている。人の長所を学び、自分の誤りを直し続けてこそ進歩できる。
45、過ちを改めない、それこそ過ちという。――『論語・衛霊公』
格言の意味:間違いがあっても直さないのが、本当の間違いだ。孔子が改過を勧めた言葉である。人は過ちを免れないが、改めなければ取り返しのつかない大きな過ちにしてしまうと強調する。
46、人に自分の過ちを教えられると、喜ぶ。――『孟子・公孫丑上』
格言の意味:人に過ちを指摘され、かえって喜ぶ。いわゆる「過ちを聞けば喜ぶ」ことだ。孔子の弟子の子路は粗野な面もあったが、このよい資質を持っていたため、孟子はこの言葉で称えた。
47、恥を知ることは勇気に近い。――『礼記・中庸』
格言の意味:羞恥心があれば勇気に近づく。恥と勇気を結びつけ、誤りを認め恥を知ることも勇気だと強調している。
48、千丈の堤も、螻蛄や蟻の穴から崩れる。――『韓非子・喩老』
格言の意味:千丈もある大堤が、小さな螻蛄や蟻によって崩壊する。小さな問題を見過ごすと大禍になるというたとえだ。後世では「千里の堤も蟻の穴から崩れる」とも言い、小さな兆しのうちに防ぐよう促す。
49、悪が小さいからと行わず、善が小さいからと行わないでいてはならない。――『三国志・蜀書・先主伝』裴松之注
格言の意味:小さな悪だからと行い、小さな善だからと行わないでいてはいけない。悪徳も美徳も少しずつ形づくられるため、些細なことを軽んじないよう説いている。
50、善を行うなら加わり、悪を行うなら離れる。――顔之推『顔氏家訓・有事』
格言の意味:よいことには積極的に参加し、悪いことは避けて行わない。是非を分けるだけでなく行動に移し、善を尽くし、悪を決して行わないよう強調する。
51、銅を鏡とすれば衣冠を正せ、古を鏡とすれば興亡を知り、人を鏡とすれば得失を明らかにできる。――『旧唐書・魏徴列伝』
格言の意味:銅鏡で身なりを整え、歴史を鏡として王朝の盛衰の法則を知り、人を鏡として自分の得失を知る。とりわけ歴史と人を鏡とすることは、国の発展と個人の成長に重要な意味を持つ。
52、寒い季節になって初めて、松柏が最後に衰えるとわかる。――『論語・子罕』
格言の意味:寒くなって初めて、松や柏が最後まで枯れないことがわかる。後世では松柏を借りて、現実の困難を恐れず意志の強い人を称える。
53、天がこの人に大任を下そうとするときは、まずその心志を苦しめ、筋骨を労し、体を飢えさせ、身を乏しくし、行いを思いどおりにさせない。――『孟子・告子下』
格言の意味:天が重大な使命を人に与えるときは、先に心を苦しめ、体を疲れさせ、飢えさせて痩せさせ、物事を不如意にする。苦難と逆境が意志を鍛え、能力を伸ばし、将来の大事業を成就させることを深く示している。
54、刻んでも途中でやめれば朽木も折れず、刻み続ければ金石も彫れる。――『荀子・勧学』
格言の意味:彫刻を途中でやめれば腐った木さえ切れないが、刻み続ければ金属や石にも模様を彫れる。彫刻をたとえに、物事には持続する心と根気が必要だと説く。
55、石は砕けても硬さを奪えず、丹は磨れても赤さを奪えない。――『呂氏春秋・誠廉』
格言の意味:石を砕いても本来の硬さは変わらず、朱砂をすりつぶしても赤さは変わらない。意志が強く徳の高い人は、困難を受けても内なる信念を変えないというたとえになる。
56、真心が加われば、金石も開く。――『後漢書・光武十王列伝』
格言の意味:至誠の心があれば、金属や石も割れる。後には「精誠の至るところ、金石も開く」と言われ、意志を強く持ち、心を一つにすれば、成せないことはないというたとえに用いられる。
57、憂い勤めることは国を興し、安逸を楽しむことは身を滅ぼす。――『新五代史・伶官伝序』
格言の意味:国事を憂え努力すれば国は繁栄し、安楽を追えば自らの滅亡を招く。「憂患に生き、安楽に死す」と通じる道理で、危機意識を持ち、享楽を貪らないよう強調している。
58、古来大事を立てた者には、世を超える才能だけでなく、堅忍不抜の志も必ずあった。――蘇軾『晁錯論』
格言の意味:古代に大事業を成した人は、非凡な才能だけでなく、揺るがない意志も持っていた。事業を成すには、困難に立ち向かい、粘り強く闘い、動じず貫く必要があると説く。
59、両腕で抱える木は小さな芽から生じ、九層の台は土を積むことから始まり、千里の旅は足下から始まる。――『老子』第六十四章
格言の意味:両腕で抱える大木も小さな芽から育ち、九層の高台も一籠ずつの土ででき、千里の道も最初の一歩から始まる。物事は小から大へ発展するため、何をするにも地に足をつけ、一つひとつ始めるべきだと形あるたとえで示す。
60、士には学問があっても、行うことが根本である。――『墨子・修身』
格言の意味:学ぶ人に知識があっても、自ら実践することが根本だ。本で得た知識は間接的であり、実践による検証で初めて完成に近づく。また実践そのものが、知識を学ぶ最終目的でもある。
61、道は長く遥かだが、私は上下に探し求めよう。――屈原『離騒』
格言の意味:道が長く遠くても、真理を求めて天にも地にも探究する。屈原が決意を表した詩句だ。後世では真理や事業への絶え間ない探究と追求の決意を表すためによく用いられる。
62、高山に登らなければ天の高さを知らず、深い谷に臨まなければ地の厚さを知らない。――『荀子・勧学』
格言の意味:高山の頂に登らなければ空の高さはわからず、深い谷のそばへ行かなければ大地の厚さはわからない。元は聖人の書を読まなければ学問の広さと深さを知らないというたとえだが、後世では実践を経ずに世界を理解し変えることはできないという意味で用いられる。
63、半歩を積まなければ千里に至れず、小さな流れを集めなければ大河や海にならない。――『荀子・勧学』
格言の意味:小さな一歩を重ねなければ遠方に届かず、小川が集まらなければ大河や大海はできない。蓄積の貴さを強調するだけでなく、何事にも不屈の根気と持続する探究が必要だと戒めている。
64、百回聞くより、一度見るほうがよい。――『漢書・趙充国伝』
格言の意味:人から百回聞くより、自分の目で一度見るほうがよい。何事も聞くだけでなく自分で見てこそ、事情を把握できると説く。
65、才は使うことで日々生まれ、思考は導くことで尽きなくなる。――王夫之『周易外伝』
格言の意味:才能は使うことで伸び、思想は通りをよくすることで枯れなくなる。才能と思考は使い続けてこそ強まり向上するが、実践の刺激がなければ枯れてしまうということだ。
66、民の暮らしは勤めにあり、勤めれば乏しくならない。――『左伝・宣公十二年』
格言の意味:人々の生計は勤勉な労働にあり、励んで働いてこそ財に欠けない。勤勉な労働だけが富を生むという素朴な道理を明らかにしている。
67、得ることに度を、使うことに節を持てば、常に足りる。――『資治通鑑』巻二百三十四
格言の意味:計画的に得て、節度をもって消費すれば、豊かさを保てる。節約の意味を説く言葉だ。物質的な富と資源には限りがあり、浪費してはならない。細かく計算し、収入に見合って使ってこそ後の心配をなくせる。
68、先人の国と家を歴史に見れば、勤倹によって成り、奢侈によって敗れる。――李商隠『詠史』
格言の意味:歴史を見渡すと、大きな国から小さな家庭まで、勤勉と節約で興り、贅沢で滅びている。歴史の経験から、勤倹と奢侈が国の興亡に関わるという教訓をまとめた警世の名句だ。
69、倹約から贅沢へ入るのは易しく、贅沢から倹約へ入るのは難しい。――司馬光『訓倹示康』
格言の意味:つつましい暮らしから贅沢になるのは簡単だが、その逆は難しい。人の常の感情から、意識して質素さを保ち、贅沢を防ぐ必要を説く。
70、一杯の粥、一膳の飯にも得難さを思い、半本の糸にも物を作る苦労を常に思う。――朱柏廬『治家格言』
格言の意味:一度の粥や飯でも、容易に得られないことを思い、わずかな糸でも労働の苦労を思うべきだ。中国の伝統的な家訓であり、常に節約に心を配り、労働の成果を大切にするよう促す。
《格言から実践へ》 格言、読書、実践は、学びの中でそれぞれ何を担うのか?
格言は方向を示し、読書は材料を与え、実践は検証を担う。
《一言を理解し、一言を生かす》 もっともだと思う言葉を読んだとき、今日どこで使えるかをどう判断するか?
一つの言葉を読んだら、それが当てはまる条件と、今日できる行動を問い直す。